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基礎知識ISOFIX とシートベルト固定のちがい|付け方と、うちの車に付くかの確かめ方
ISOFIX(アイソフィックス)は、車の座席の奥にある専用の金具に、チャイルドシートのコネクターを差しこんで固定する付け方です。シートベルト固定は、車のシートベルトを、チャイルドシートの決まった所に通して締める付け方。2012年7月以降に新しく売られている乗用車(定員10人未満)には、ISOFIX の金具がかならず付いています。金具のある車なら ISOFIX の型、無い車ならシートベルト固定の型を選ぶのが基本です。
どちらの付け方でも、買う前にすることは1つ。車検証の「型式」「初年度登録年月」「乗車定員」を手もとに置いて、チャイルドシートのメーカーの適合表で、うちの車を調べることです。ISOFIX の金具がある車でも、型によっては付かないことがあります。

この記事でくらべる4つ
付け方のちがいが分かるように、この記事に出てくる型を、先にお見せします。表は横に動かせて、写真やボタンから、お店の値段も確かめられます。
| 商品 | こんな人に | 取りつけ方 | 使える身長 |
|---|---|---|---|
| 新生児を、横向きベッドで | ISOFIX(特定車両用) | 40〜105cm | |
| シートを外して運びたい | ISOFIX | 40〜105cm | |
| 100cm から、金具のある車で | ISOFIX/シートベルト | 100〜150cm | |
| 100cm から、値段をおさえて | シートベルト | 100〜150cm |
値段:グロウ エバー プレミアム AB=税込・メーカー希望小売価格(2026年10月16日時点)/THE S ZH・ライドクルー ISOFIX AC・ライドクルー AB=税込・メーカー希望小売価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください。
2つの付け方は、ここがちがう
| くらべる所 | ISOFIX | シートベルト固定 |
|---|---|---|
| 固定のしかた | 座席の奥の専用の金具に、コネクターを差しこむ | 車のシートベルトを、決まった所に通して締める |
| ぐらつきの止め方 | 床に当てる脚(サポートレッグ)か、上から引くベルト(トップテザー)で支える | ベルトを、ゆるみなく締める |
| 付けまちがい | 少ないとされる | まちがった付け方が多い |
| 付けられる席 | 金具のある席(2012年7月からの新車には、かならず) | 3点式のシートベルトの席(2点式に合う型は少ない) |
| 気をつける所 | 脚で支える型は、床下収納の上に付けない | シートベルトの間隔や座席の奥行など、型ごとの条件がある |
いちばんの差は、付けまちがいの起きやすさです。シートベルト固定は、まちがった付け方のまま使われていることが多く、その状態だと、本来の守る力が出ないことがあります。ISOFIX は、だれでもかんたんに付けられるぶん、付けまちがいが少ないとされています。
だから、車に金具があるなら、ISOFIX の型を選んでおくと安心です。反対に、金具が無い車でも、シートベルト固定の型なら付けられます。どちらが上、というより、うちの車に合うほうを選ぶ、という順番で大丈夫です。
うちの車に、ISOFIX の金具はある?
2012年7月以降に新しく売られている乗用車(定員10人未満)には、ISOFIX の金具がかならず付いています。それより前の車にも、付いている車種があります。ただし、2012年6月30日以前の車は、グレードによって、ISOFIX の金具や、トップテザーをかける金具が付いていないことがあります。
金具は、座面と背もたれのあいだの奥にあります。車の取扱説明書のチャイルドシートのページと、実際の座席の両方で、付いているかを見ておくと確実です。
あとから付ける金具は、使わない
ISOFIX の金具が無い車に、あとから付ける金具が売られています。でも、国の基準に合っていないかもしれないものが出回っていて、事故のときに金具が折れたり曲がったりすると、チャイルドシートごと座席から飛び出すおそれがあります。基準に合うと確かめられないものは、使わないでください。金具の無い車なら、シートベルト固定の型を選べば OK です。
ISOFIX にも「汎用」と「特定車両用」がある
チャイルドシートのラベル(E マークのあるもの)には、取りつけ方の種類が書かれています。主なものは、次の4つです。
- i-Size universal ISOFIX:アイサイズ汎用 ISOFIX
- Specific Vehicle ISOFIX:特定車両用 ISOFIX
- Universal Belted:汎用ベルト固定式
- Specific Vehicle Belted:特定車両用ベルト固定式
「汎用(ユニバーサル)」は、広い車種に付けられるように作られた型です。とはいえ、汎用でも、すべての車に付くわけではありません。「特定車両用」は、メーカーの適合表に載っている車にだけ付けられる型です。たとえば、アップリカのフラディア グロウ エバー プレミアム AB は、特定車両用の ISOFIX です。
どちらの種類でも、適合表で「うちの車」を調べる、というやることは変わりません。
アップリカ フラディア グロウ エバー プレミアム AB|新生児は横向きベッドで。フラディア プラス・クルリラとのちがい
シートベルト固定で、見ておくこと
- 3点式の席で使う:前の席の真ん中や、後ろの席の真ん中には、腰だけの2点式のシートベルトが付いていることがあります。2点式に合うチャイルドシートは、多くありません。2012年7月以降に新しく売られている乗用車(定員10人未満)は、こうした席も3点式になっています
- ロックのかかるシートベルト:後ろの席の左右に多い「チャイルドシート固定機能付シートベルト」は、チャイルドシートを付けたあと、ベルトを最後まで引き出すと、ロックがかかります(ALR)。ゆるみにくくなるので、付けるときに使います
- 付けられない席:型ごとに条件があります。たとえば、コンビのシートベルト固定の型は、ベルトの間隔が 32cm 未満の席・座席の奥行が 40cm 未満の席・座面の真ん中が大きく盛り上がったりへこんだりしている席には付けられません
もう1つ、子どもを、車のシートベルトで遊ばせないでください。ロックのかかる状態に切りかわると、首や体に巻きついたベルトを、ゆるめられなくなります。どうしても外れないときは、はさみなどで切ります。
うちの車に付くかの、確かめ方

手順は3つです。まずは、車検証を手もとに。
1. 車検証で、3つの欄を見る
見るのは、「型式」「初年度登録年月」「乗車定員」の欄です。適合表では、型式は、ハイフンのあとの英数字だけで出ていることがあります。年式は、初年度登録年月の、西暦の下2けたと月です。
2. メーカーの適合表で調べる
アップリカは「取り付け可能車種の確認」、コンビは「取付確認車種リスト」で、車のメーカーと車種を選ぶと、付けられる型が出てきます。ただし、適合表で付けられるとなっていても、グレードや年式によって、金具が付いていなかったり、座席の形がちがったりすることがあります。適合表で終わりにせず、3つ目の手順まで進めてください。
3. 実際の座席で、3つを見る
- 金具:ISOFIX の型なら、座面の奥に金具があるか。トップテザーを使う型なら、その金具も
- 床下収納:脚(サポートレッグ)で支える型なら、足もとに床下収納が無いか。グレードによって、床下収納のある車があります
- 肘掛け:座席に動かない肘掛けが付いている車は、付け方に条件があることがある
付けたあとに、見ること
- ぐらつき:しっかり固定できているか。前向きの型なら、上の端を前に押して、動くのが 約3cm 以下がめやすです。ぐらつくときは、付け方がまちがっているかもしれません
- 席:できるだけ後部座席に。エアバッグのある助手席に、後ろ向きで付けるのは、きわめて危険なので、しない
- 回転式:横向きにするのは、乗せおろしのときだけ。横向きのまま走らない(横向きベッドの型を、ベッドで使うときはのぞく)
- 夏:炎天下に止めた車では、本体やバックル、ベルトの金具が熱くなる。座らせる前に、さわって確かめる
付け方は、製品ごとにちがいます。届いたら、取扱説明書でかならず確かめてください。取りつけの動画も、メーカーやお店がたくさん出しています。
チャイルドシートは何歳まで?|6歳未満の義務と、R129・E マークの意味
迷ったら:金具があれば ISOFIX、無ければベルト固定

- ISOFIX の金具がある車:ISOFIX の型。付けまちがいが少ないとされる
- 金具が無い車:シートベルト固定の型。あとから付ける金具は使わない
- どちらでも:買う前に、車検証を手もとに、メーカーの適合表で調べる
新生児から使う ISOFIX の型と、身長 100cm から使うジュニアシートを、2つずつ。くわしい数字と、上下の型とのちがいは、それぞれの記事でご紹介しています。


