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基礎知識

チャイルドシートの i-Size とは|R129 との関係と、「i-Size 対応の座席」の見方

年齢のめやす0歳(新生児)〜12歳ごろ

更新/kosodate 編集部

車の後部座席の、座面と背もたれのすき間にある2つの金具(生成 AI で作ったイメージ)

i-Size(アイサイズ)は、チャイルドシートの安全基準 R129 の中にある、区分の名前です。ラベルの区分は8つあって、名前に i-Size が付くのはそのうちの2つ。車の「i-Size の座席」なら、車種を問わず付けられるように作った型、という意味なんですよね。

で、まちがえやすいのが、R129 の型が全部 i-Size ではないこと。シートベルトで付ける型や、決まった車種だけに付ける型は、R129 でも i-Size ではありません。それと、i-Size の座席がある車でも、買う前にメーカーの適合表で「うちの車」を一度引いておく。これだけ覚えておけば、まず困らないと思います。

i-Size と R129 は、どういう関係?

R129 の中の i-Size。i-Size の区分は、ISOFIX で付ける汎用 ISOFIX と、ジュニアシートのブースターシートの2つ。シートベルトで付ける型や、特定の車両用の型は、R129 でも i-Size ではない

R129 が、チャイルドシートの新しい安全基準そのもの。i-Size は、その中の区分の名前で、8つのうち2つに付いています。ラベルの種類の所に、次の8つのどれかが書いてあります。

ラベルの字日本語の名前どんな型かi-Size
i-Size universal ISOFIXアイサイズ汎用 ISOFIXISOFIX で付ける。i-Size の座席に、車種を問わず付けられるように作る○
Specific Vehicle ISOFIX特定車両用 ISOFIXISOFIX で付ける。使える車が決まっている—
Universal Belted汎用ベルト固定式車のシートベルトで付ける—
Specific Vehicle Belted特定車両用ベルト固定式シートベルトで付ける。使える車が決まっている—
i-Size Booster seatアイサイズブースターシート背もたれのあるジュニアシート○
Specific Vehicle Booster seat特定車両用ブースターシート背もたれのあるジュニアシート。使える車が決まっている—
Universal Booster cushion汎用ブースタークッション座面だけのジュニアシート—
Specific Vehicle Booster cushion特定車両用ブースタークッション座面だけ。使える車が決まっている—

2026年11月8日時点の、国の案内にある8つの区分です。「どんな型か」は、読みやすく言いかえています。

結局、ラベルに「i-Size」とあれば、i-Size の座席に向けて作られた型。「特定車両用」なら、付く車の一覧に「うちの車」があるか。「汎用ベルト固定式」なら、車の取扱説明書で、汎用のチャイルドシートを付けられる席か。そう読めば十分かなと思います。

ちなみに、R129 の型は、身長で使える範囲を決めて、横からぶつかったときの試験も受けています。月齢15カ月未満は後ろ向き、という決まりも、i-Size かどうかにかかわらず同じです。

チャイルドシートの R129 と R44 のちがい|いま売られている型と、古い基準の型の見分け方

「i-Size の座席」は、どこで分かる?

うちの車に付くかを、3つで確かめる。1つ目は、車の取扱説明書で、i-Size の印がある座席を見る。2つ目は、チャイルドシートのメーカーの適合表で、車種を引く。3つ目は、実際の座席で、金具の位置と、脚の下の床を見る

答えは、車の取扱説明書です。チャイルドシートのページに、i-Size の印や「i-Size 適合」の字がある座席が、i-Size の座席。i-Size の型は、その席に、車の取扱説明書のとおりに付けて使う前提で作られています。

ただ、印があっても、すべての席にぴったり付くとはかぎらないんですよね。i-Size の型でも、付ける前に車種別の適合表は一度見ておくのがお約束です。反対に、i-Size の印が無い車でも、チャイルドシートのメーカーが適合を確かめた車種なら付けられることがあります。

なので、確かめる順番は、次の3つで足りるかなと思います。

  • 車の取扱説明書:チャイルドシートのページで、i-Size か ISOFIX の印がある席を見る
  • メーカーの適合表:買う候補のチャイルドシートのメーカーのサイトで、車種と年式を選んで調べる。車検証の型式・初年度登録年月が手元にあると早いです
  • 実際の座席:座面の奥の ISOFIX の金具の位置と、脚(サポートレッグ)の型なら、脚の下が床下収納などになっていないか

ISOFIX とシートベルト固定のちがい|付け方と、うちの車に付くかの確かめ方

ISOFIX の金具があれば、i-Size の座席?

同じとはかぎりません。ISOFIX は、座席の奥にある金具(取り付けの仕組み)の名前で、i-Size は、「i-Size の座席なら、車種を問わず合う」ように作られているかの区分です。車の取扱説明書でも、ISOFIX の印と i-Size の印は別に書かれています。

ISOFIX の席はあるけれど i-Size の印は無い、という車もあるので、そのときは適合表で引くのがいちばん確かです。それと、ISOFIX の金具が無い車に、あとから付ける「後付けの ISOFIX 金具」は、基準に合っていないおそれがあるので使わないでください。金具の無い車には、シートベルトで付ける型を選びます。

同じシートでも、付け方で区分が変わる

同じシートでも、付け方で区分が変わる例。エアキャリー AC は、車のシートベルトで付けると汎用ベルト固定式。専用のトラベルシステム ベースにのせて ISOFIX で付けると、アイサイズの区分。どちらも R129 の型

ベビーシートには、1台で付け方が2通りある型があります。たとえばアップリカのエアキャリー AC は、車のシートベルトだけで付けると「汎用ベルト固定式」。別売りのトラベルシステム ベースにのせて ISOFIX で付けると、ベースと組んだ形で「アイサイズ」の区分になります。

サイベックスのクラウド T i-Size も、名前に i-Size が付いていますが、ベースが無くても車の3点式シートベルトで付けられる型です。つまり、名前だけで「i-Size の座席でしか使えない」とも、「どの車にも付く」とも決めつけないほうがいいんですよね。見るのは、その付け方のときのラベルと、取扱説明書の「付けられる座席」の所です。

アップリカ エアキャリー AC|身長 83cm までのベビーシート。前の型 AB・クルリラ エックス プラスとのちがい

サイベックス クラウド T i-Size|身長 87cm までのベビーシート。クラウド G3・クラウド S とのちがい

i-Size の型が合う家・こだわらなくていい家

i-Size の型が生きるのは、車の取扱説明書に i-Size の座席があって、ISOFIX でしっかり付けたい家です。シートベルトの通し方で迷うことが無く、付けまちがいが起きにくいのが ISOFIX のいいところなんですよね。

  • i-Size の座席がある車:i-Size の型を候補に。たとえば新生児から4歳ごろまでなら、シローナ Gi i-Size のような ISOFIX と脚で付ける型
  • ISOFIX の金具はあるが、i-Size の印は無い車:型を決めてから、そのメーカーの適合表で車種を引く。適合表に載っていれば、i-Size の型でも付けられます
  • ISOFIX の金具が無い車・2台目の古い車:2012年7月より前の車だと、金具が無いことがあります。そのときは、シートベルトで付ける型(汎用ベルト固定式)を。R129 の型にもあります
  • ジュニアシートの時期:車に i-Size の座席があれば、i-Size のブースターシートも候補に。座面だけの形は、使える身長の下限が高いことがある(ライドクルーは 135cm から)ので、はじめは背もたれのある形で

どれも R129 の型であることは同じです。i-Size かどうかは、まず「うちの車に付くか・付けやすいか」を決める目じるし、と考えると選びやすいと思います。

サイベックス シローナ Gi i-Size|ベース一体の回転式。シローナ G3・T とのちがい

使う前に、知っておきたいこと

i-Size の型でも、そうでない型でも、ここは同じです。

  • 付ける席:エアバッグのある前の座席に、後ろ向きで付けない(エアバッグが開いたときに、きわめて危険です)。付けるのは、できるだけ後部座席です
  • 前向きにする時期:R129 の型は、月齢15カ月以上で、身長 76cm 以上になるまで前向きにしません
  • E マーク:買うときは、ラベルに E マークがあるかを見る。E マークの無い商品や「補助用具」と書いた商品は選ばない
  • 中古:どう使われたか、事故にあったかが分からないものは使わない
  • 付けたあと:取り付けの表示(インジケーター)がある型は、走る前に全部緑かを見る。シートベルトの型は、ベルトのねじれやゆるみが無いかを見る

あとは、型ごとの取扱説明書のとおりに付けて、買ったらメーカーのユーザー登録も済ませておくと、リコールのときに直接お知らせが来て安心です。

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迷ったら:車の取扱説明書を開いてから

i-Size は、i-Size の座席なら車種を問わず付けられるように作る、という区分です。ただ、それでも合わない席はあるので、選ぶ前にやることは、車の取扱説明書で i-Size の座席を探すことと、候補の型の適合表を引くこと。この2つが済めば、あとは使える身長と、回転やベビーカーにのせるといった、暮らしに合う作りで選べば大丈夫な気がします。

ベースを買い足さずに済む、一体型の1台

シローナ Gi i-Size

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71,500円税込・サイベックス公式オンラインストアの値段(シートとベースが一体・2026年10月18日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

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ベビーカーの上では、平らに倒せるベビーシート

クラウド T i-Size

サイベックス

クラウド T i-Size

44,000円税込・サイベックス公式オンラインストアの値段(公式ストアで在庫のある色は2色・2026年10月28日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

サイベックスの公式ストア

寝かせたまま、車からベビーカーへ移せる1台

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アップリカ

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40,700円税込・メーカー希望小売価格(2026年10月28日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

アップリカの公式ページ

エアキャリーのあとも、続けて使う回転の土台

トラベルシステム ベース

アップリカ

トラベルシステム ベース

29,700円税込・メーカー希望小売価格(2026年11月8日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

アップリカの公式ページ

はじめてのチャイルドシートの選び方|車に付くか・新生児の乗せ方・シートを外すかの3つで決める